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2012年03月28日

読書日記 Vol.009『「当事者」の時代』

『「当事者」の時代』
佐々木俊尚著
光文社新書

新書で472ページという大ボリュームな内容でしたが何とか読み終えました。

「マイノリティ憑依」とは・・・

メディアは客観的中立の立ち位置から外れることはできない。

そこで反権力的な弱者や被害者の存在を勝手に作り出し、勝手に代弁してしまう。
「自分は弱者の味方である」ことを必死にアピールしながら。

(ここで言う弱者とは学生運動、市民運動、在日、地震被災者など)

ただし、そこにあるのは決してマジョリティではなく、メディアが都合良く作り出した幻想の庶民なのである。

震災後、地元紙や支援に入った看護士、自衛隊の書いた記事が多くの人の心に突き刺さったのは何故か。
「当事者」そのものということなのだけど、そこには二層の感覚があるから。

それは、「瓦礫の山」と「瓦礫になる前の街の記憶」。
この二つの感覚が瓦礫を前にしたとき、外部の大衆とは全く異なる視座を持たせるということなのだと。

では圧倒的多数のマジョリティはどのようにすべきか。

目指すべきは、「完全な<加害者>でもなく、完全な<被害者>でもなく、その間の宙ぶらりんのグレーな状態」、そして「一人ひとりが自分自身でやれることをやっていくしかない」ということ。

具体的な解決法やアクションプランは本書では語られていない。
その意味で少し後味悪い最後なのだけど、いろいろと相反する感覚をバランスよく持ち続けるべく、多くの視座・視点を持って考え続けるしかないのだと捉えました。

投稿者 nobuhiro : 23:26 | コメント (16) | トラックバック

2012年03月17日

読書日記 Vol.008『ざっくりわかる宇宙論』

『ざっくりわかる宇宙論』
竹内薫著
ちくま新書

タイトルに惹かれ読んでみました。

本当に宇宙論の歴史と現状の概略をざっくり理解できた感じ。

インフレーションとか宇宙の端っことか11次元とか、でかすぎるスケールの話ってやっぱり理系心をくすぐるよね。

時間が存在しない=反復を観察できる事象(振り子とか日時計とか)が存在しない、とか。なるほど。

また、地球は超偶然の産物とよく言われるけど、この宇宙自体も実はいろんなパラメータの好条件が揃ってることにより存在しているとのこと。
(「ゴルディロックス・ゾーン」をもじって「ゴルディロックスの宇宙」と呼ぶ)

例えば重力のパラメータが今より強いと、ビッグバンの時点ですぐに収縮、潰れてしまい構造が生まれないと。
そしてそんな宇宙も無数にあるとかね。

あとは多元宇宙論(パラレルワールド)にも惹かれるものがありました。

いろいろ妄想が膨らみ、より深い知を追求したくなります。

ただ、これ以上の理解には超難しい理論の習得が必須なわけで。。。
もはやニュートン力学すら忘却してる自分にとって超紐理論やアインシュタイン方程式は敷居が高すぎる。。。

投稿者 nobuhiro : 20:05 | コメント (13) | トラックバック

2012年03月09日

読書日記 Vol.007『一流の男、二流の男』

『一流の男、二流の男』
里中李生著
三笠書房

上司に借りた本なのですがあっという間に読み終えました。

電車内では読み辛いレベルの過激な文章の連続で、女性に読ませるのにもかなり抵抗がある内容。
特にフェミニズム系の方々に受け入れられることはまず無いでしょう。

まーとりあえず勝ち残るためにはサドになる必要があるらしい。
第一関門は突破か!?

あとは、女性に認められるためには謎を作っておくとか、ファストフード店には行かず粗食をしなさいとか、まぁ色々自論を展開しているわけで。

到底すべてを受容できないと思いますが、最低限、ネタ本としては活用できると思いますので興味がありましたら是非。

投稿者 nobuhiro : 23:43 | コメント (14) | トラックバック

読書日記 Vol.006『上司は社員と飯を食え』

『上司は社員と飯を食え』
細川馨著
日経BP

とある研修でいただいたコーチング本。

これまで学んだリーダシップ論の一部を平易にまとめた内容で正直物足りない。
タイトルにも惹かれるものはありますが、その件はほんの1パラグラフ程度。

部下育成に行き詰まったときにパラパラ読み返してみるかって感じです。

投稿者 nobuhiro : 23:11 | コメント (1) | トラックバック